リトアニア観光名所 KGB博物館

  • 2020年5月13日
  • 2022年5月17日
  • 旅行
  • 19View
  • 0件

Laba diena! こんにちは。リトアニアについて紹介していくブログ。

引き続き、リトアニアを訪れたらぜひ訪ねて欲しい場所を紹介します。

何度か別の投稿でも触れていますが、リトアニアは第二次世界大戦後1944年から1991年まで、リトアニアはソ連の構成国として悲しい時を過ごしていました。ソ連の国家警察、秘密諜報機関(初NKVD)KGBは、このリトアニアにも派遣され、彼らが拠点として建物が現在博物館として残っています。(「KGB博物館 Genocido Aukų Muziejus」)

入り口から独特の雰囲気が漂い、重い歴史を肌で感じるような場所でした。地下に下ると、筆者は夏に行ったにもかかわらず、寒気がするほどひんやりした不気味な空気に思わず身震いをしたことを鮮明に覚えています。博物館なので、資料として当時使用されていた部屋など(懲罰室、トイレ、ガス室、刑執行部屋など)が残されています。1日1000人以上の人々がここで銃殺されたと言います。

そこは人権などいうものは存在せず、ひたすら死と隣り合わせの理不尽な無法地帯が存在するだけだったことを想像することができます。部屋の壁には所々に血が滲んでいて、一人で展示室に入るのがとても恐ろしく思いました。いったいここで何人の人々がこの場所を通過したのでしょうか。

リトアニアの旧市街地のゲデミナス通りを進み、賑やかな街並みをすぎると見えてくるのがこの博物館。そして、そのすぐそばに、この場所で亡くなった人々を弔う碑があり、筆者が通りかかる時はいつでも花がたむけられています。



最新情報をチェックしよう!