現存する城門から

  • 2020年5月11日
  • 2020年5月11日
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Laba diena! こんにちは。リトアニアについて紹介していくブログ。

今回も引き続き、筆者がこれまで訪れた場所でリトアニアを訪れたらぜひ訪ねて欲しい場所を紹介していきます。これまでも紹介してきたヴィリニュスの旧市街地の入り口、かつて9つあったと言われる城門のうち、現在ただひとつ残っている「夜明けの門 Aušros Vartai」です。

城外から見た夜明けの門

この夜明けの門の上にあるリトアニアの紋章が、この場所が城門であったことを主張しているように感じられます。ソ連時代では、ここだけがリトアニアの紋章を見ることができる場所であったとか。当時はリトアニアの国旗をはじめ、リトアニアの民族を思わせるものは全て禁止されていました。ソ連時代、リトアニアの人々はこの場所を通る時何も思っていたのでしょうか。筆者は、この門のそばのホテルに滞在していた時に、ふとそんなことを考えます。

この「夜明けの門」は、ただ門だけがあるわけではなく、門の上は小さな礼拝堂になっていて、熱心は信者の方々が祈りを捧げに訪れます。ここにある聖母イコンは、奇跡を起こす力があると現在も信じられています。聖母というと聖母マリアを思い浮かべ、白い肌の美しい女性像を思い浮かべるかもしれませんが、聖母イコンは黒い肌に金の衣服を身にまとっています。初めて姿を拝見した時、そのオーラに圧倒されてしまったことを思い出します。

門の真上。窓の奥にいらっしゃるのが聖母イコン

ここは、旧市街地を訪ねて一番初めに人々を迎えてくれる場所。この場所から御伽噺の世界の街並みが広がっています。リトアニアに訪れたら、この門をくぐるのが楽しみでなりません。



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