Laba diena！ こんにちは。リトアニアについて紹介していくブログ。
引き続き、リトアニアを訪れたらぜひ訪ねて欲しい場所を紹介します。
ヴィリニュスに首都が移る前にリトアニア の首都が置かれていた街がトゥラカイTrakai。
ヴィリニュスから西へ30km離れた場所で街のほとんどが湖と森に囲まれています。
トゥラカイの街のほぼ中央、湖に浮かぶ城があります。そこはまるで御伽噺の世界の王族が暮らしているのではと思わずにはいられない景色があります。湖に移る水鏡になっていて、なんとも美しい。
トゥラカイ城は14世紀後半にチュートン騎士団の侵略を防ぐために建てられました。家としてずっと過ごす場所ではなく、戦争のための一時的に滞在する建物であるため、堀や狭い螺旋階段、跳ね橋といったものが見られます。現在建物は博物館になっているため、どの部屋が何のために使われたのか、また当時使われていた武具などを歴史とともに知ることができる。筆者が訪ねた時は、外にある中央の広場に拷問器具らしきものも展示されていました。
森と湖に囲まれたこの場所で、景色を楽しみながら散策を楽しみ、平坦でもどこまでも続きそうな遠くの景色を見据えながら、日本とは異なる自然の美しさを感じます。
この場所が使われていた当時は、小さな争いが常に燻っていて、落ち着いてこの美しい景色を拝むことは難しかったかもしれません。しかし、湖に囲まれている城は、まさにこの国が自然によって守られている、自然と共に生きてきたことを物語っているようでありました。
