Laba diena !
リトアニアと合唱好きをつなぐブログ Lithuarythm〜リトアリズム。
今回はリトアニアの合唱曲をご紹介します。
作詞はリトアニアの偉大なる詩人 MAIRONIS マイロニス(1862-1932)、作曲はリトアニアの合唱音楽の父と呼ばれた Juozo NAUJALIS ユオザス・ナウヤーリス(1869-1934)が担当。この二人による作品はとても数多く存在しますが、その中で最も有名な作品の一つです。
リトアニアには国歌以外にも国を代表する歌(作品)がいくつかあり、この「Lietuva brangi(愛しいリトアニア )」もその一つに当たります。リトアニアの人々の誰もが歌うことができると言います。
ソ連時代、リトアニアの民族を思わせるような歌が禁止されていましたが、この曲だけはなぜか歌の祭典で歌うことが許されていたそうです。歌うという行為自体がリトアニア人のアイデンティティを思い出させ、またこの歌を歌う時人々はリトアニアという祖国を思い、心を込めて歌ったのだと筆者は想像します。
混声四部編成、開放的で壮大、そしてどこか切ないメロディが特徴です。美しい旋律と一つ一つの言葉を噛みしめながらリトアニアの人々はこの歌を歌います。
Lietuva brangi
Juozo NAUJALIO muzika
MAIRONIO elės
Lietuva brangi, mano tėvyne,
Šalis, kur miega kapuos didvyriai;
Graži tu savo dangaus mėlyne!
Brangi: tiek vargo, kančių patyrei.
Kaip puikūs slėniai sraunos Dubysos,
Miškais lyg rūta kalnai žaliuoja;
O po tuos kalnus sesutės visos
Griaudžiai malonias dainas dainuoja.
Ten susimastęs tamsus Nevėžis
Kaip juosta juosia žaliąsias pievas;
Banguoja, vagą giliai išrėžęs;
Jo gilią mintį težino Dievas.
Graži tu, mano brangi tėvyne,
Šalis, kur miega kapuos didvyriai!
Ne veltui bočiai tave taip gynė,
Ne veltui dainiai plačiai išgyrė!
愛するリトアニア
対訳:筆者
愛するリトアニア、我が大切な故郷
祖国のために戦った英雄たちが眠っている
リトアニアの青空はとても美しい!
愛する祖国よ、痛みと苦しみを耐え抜いた
そこは滑らかに流れる、素晴らしいドゥビサ川の谷
森はヘンルーダの花のように青々としている
山の中には姉妹がいて
切なく美しい歌を歌っている
そこでネムナス川が暗くひそみ
帯のように緑の草原を抱き
とても深いところで、漣を立てている
川が何を考えているのかは、神にしかわからない
美しい、愛する我が故郷よ
英雄たちの眠る国
あなたはただ守ったのではない
あなたをただ歌い褒め称えているだけではない
裏技的ではありますが、ネットで検索すると譜面も出てきます。